遊民ちゃんねる

 月間出費

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旅行の出費は宮古島に行ったこと(7泊8日)によるもの。この旅行で教訓にしたことが1つある。それは夏に山の 上でもない場所でテント泊をしてはいけないということ。最初の2泊はキャンプ場に張った持参のテントで夜を 明かしていた。その時利用した 民宿キャンプ村はテント 泊が1泊700円でとても安かったため、飛びついてしまった(キャンプ場自体はとても良いところで管理人さんも たびたびカレーやおにぎりなどの差し入れをしてくれたりしてとても有難かった)。初日の夜は横になってから 1時間もしない内に自分の体が発した熱と湿気がテントに籠り、とても苦しくなってきた。人間は皮膚呼吸を ほとんどしないと言われているが、そんなことはないんじゃないかと思った。体中が見えない不快な膜でずっと 覆われ、肺が苦しいのではなく、「皮膚が苦しい」と表現するのが一番しっくりくる気分だった。おまけに、 熱と湿気で覆われた空間を蚊が感知したようで耳元(一応テントの膜は隔てている)20cmほどの距離でずっと徘徊する 羽音を聞く羽目になりナーバスになった。実際涼むためにテントの外に出ようものなら蚊の餌食になること必至 だ。そこで眠りにつくまで頑張って横になり続けることを選んだ私だが、そのときほど時間が進むのが遅いと 思ったことはない。当初眠っては起きてを数回繰り返していて、起きるたびに期待して見た時計の針はほとんど 進んでなかった。テントの中でじっと耐える私は主に2つのことを堂々巡りで考えていた。
・熱と湿気が籠っただけで、ただ横になることにこんなに苦戦したり、蚊の存在が気になってただ外に出る ことを躊躇したりする自分(人間)はなんて脆い生き物なんだ。
・はるか昔、異国の奴隷船に無理やり詰め込まれた奴隷たちは何週間も船の中で横にされ、航海中に死んでしま う者が多くいたというが、そりゃ死ぬよな~
10時を回ったころ(まだ10時!)、「ヤバい、このままだとどうにかなっちゃう」と思った私はテントから飛び出 した。「涼しい~!!!」と感動と余韻に浸りたがる自分を律し、蚊が入らないようにテントのチャックを素早く 閉めた私は(蚊に刺されないように)小刻みに足踏みして、体を上下に揺らしながらテントのフライヤーを素早く 取り除いた。これで籠った熱気と湿気はだんだん抜けていくはずだ。それまでここでただ待つのもとても嫌なため、 町を散策しながら時間をつぶすことにした。2時間ほど経ってテントに戻ると熱と湿気は抜けていた。また、街を 散策してきた疲れもあって割と寝れたと思う。フライヤーは初めから取り除くべきだった。
2日目は日が沈んでからは夜の海岸で何時間もひたすら満月や浜を歩くカニを眺めたりしていた。その間、何組も の子連れやカップルが来ては去って行った。「みんな帰る場所があっていいなー。あのテントには帰りたくない」 こうして大した意味もなく同じ場所にとどまり続けることは無職の私を以てしても滅多にない。普段ヨガをやる人 はこういうときに精神が整ったり、何かを悟ったりするのだろうかとこのとき思ったりしたが、今振り返ってみて もあの時間は別になくてもよかった気がする。
ここまで長々と嫌だったことを書いたが、もちろん宮古島は良いことのほうがたくさんあった。ただ、文字にして 書き残しておくとしたら教訓めいたことの方がいいと個人的に思っている。

細分化した内訳(通信料、水道光熱費、保険料、食費)

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電気代が3000円を超え、私にしては高く付いた。理由は1週間ほどエアコンを使ったから。テニスで腰を痛めか けて、重症化を避けるためにしばらく家で安静にしようと思ってこの時ばかりはエアコンを使った。ただ、 数年ぶりに使ったエアコンが放つ空気はばい菌か何かを含んでいたようで、この期間を境に喘息のような症状に 苦しんだ。エアコンを使わなくなってもその症状は消えず、どうしたものかを思っていたが宮古島での地獄のテ ント泊を境にその症状はぱったり消えた。私が死ぬより先にそのばい菌が死んでくれたのかもしれない。
食費は旅行に行っていたのもあって低くなっている。

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臨時出費は借りているアパートの契約更新料によるもの。一応前もって、無職というのが更新拒絶になる事由に は該当しないことはネットで調べてはいたが、やっぱり契約更新手続き当日はドキドキした。自分からわざわざ 無職であることを明かすような愚はもちろん仕出かさないが、契約更新の書類のやり通りで管理会社から「身上 書の内容はこちらで変わりないですか?」と聞かれてしまった。その紙では私が額に汗して働く真人間というこ とになっている。ここで「はい」と言うと、嘘をついたことになり、もしその後無職だったとバレてしまうと 大変心証が悪い。私がオーナーならそんなホラ吹きを自分の物件に住ませとくのはあまり心地よくない。という ことで白状することにした。ただ、多少好奇の目で見られる程度で済んだと思う。