山行計画について
・各地点の時間(黒文字)は計画上の通過時間で、赤文字のそれは実際の通過時間。
・移動にかかる時間はエアリアタイムの1.0倍として計画。
4月28日(日)
| 計画 | 実測 | |
|---|---|---|
| 07:16 | 07:16 | 吉野駅 |
| 08:30 | 08:40 | 吉野水分神社 |
| 09:10 | 08:57 | 奥千本口 |
| 09:50 | ??? | 青根ヶ峰 |
| 11:00 | ??? | 試み(心見)茶屋跡 |
| 12:00 | 10:40 | 四寸岩山 |
| 13:00 | 11:43 | 二蔵宿小屋 → 昼食 |
| 14:20 | 13:40 | 大天井ヶ岳 |
| 15:00 | 14:24 | 五番関 |
| 15:55 | 15:08 | 今宿跡 |
| 16:50 | 15:45 | 洞辻茶屋 |
| 16:55 | 大峯山寺 | |
| 17:50 | 17:06 | 山上ヶ岳 |
| 18:50 | 18:20 | 小笹ノ宿 → 幕営、夕食、就寝 |
4月29日(月)
| 計画 | 実測 | |
|---|---|---|
| 04:30 | 04:00 | 起床、朝食、テント撤収 |
| 05:00 | 05:44 | 小笹ノ宿出発 |
| 06:00 | 06:15 | 阿弥陀ヶ森 |
| 07:20 | 07:14 | 大普賢岳 |
| 08:40 | 08:32 | 七曜岳 |
| 10:00 | 09:40 | 行者還岳 |
| 11:30 | 10:52 | 一ノ峠 |
| 12:00 | 11:16 | 奥駆道出合 |
| 13:10 | 12:05 | 理源大師像 |
| 14:00 | 13:00 | 弥山小屋 → 昼食 |
| 14:30 | 14:21 | 弥山小屋出発 |
| 15:00 | 14:50 | 八経ヶ岳 |
| 15:20 | ??? | 明星ヶ岳 |
| 17:00 | ??? | 舟ノ峠 |
| 17:15 | ??? | 楊枝ノ森 |
| 17:30 | 17:00 | 楊枝ヶ宿小屋 → 夕食、就寝 |
4月30日(火)
| 計画 | 実測 | |
|---|---|---|
| 04:30 | 04:30 | 起床、朝食 |
| 05:00 | 05:05 | 楊枝ヶ宿小屋出発 |
| 06:30 | ??? | 孔雀岳 |
| 07:40 | 07:07 | 釈迦ヶ岳 |
| 08:15 | 07:40 | 深仙小屋 → 水補給 |
| 08:50 | ??? | 太古ノ辻 |
| 09:50 | ??? | 天狗山 |
| 11:00 | 09:45 | 地蔵岳 |
| 12:50 | 10:58 | 涅槃岳 |
| 13:15 | 11:22 | 証誠無漏岳 |
| 14:05 | 12:05 | 持経ノ宿 → 昼食、水補給 |
| 15:00 | 13:25 | 平治ノ宿 |
| 15:30 | ??? | 転法輪岳 |
| 16:15 | 14:10 | 俱利伽羅岳 |
| 17:45 | 15:27 | 行仙岳 |
| 18:15 | 15:45 | 行仙宿山小屋 |
| 19:35 | 17:26 | 笠捨山 |
| 20:00 | 18:40 | 葛川辻 → 幕営、夕食、就寝 |
5月1日(水)
| 04:30 | 04:00 | 起床、朝食、水補給、テント撤収 |
| 05:00 | 05:50 | 葛川辻出発 |
| 05:40 | ??? | 地蔵岳 |
| 06:50 | 07:18 | 香精山 |
| 07:25 | 07:48 | 塔ノ谷峠 |
| 08:35 | ??? | 蜘蛛ノ口 |
| 09:55 | ??? | 花折塚 |
| 11:00 | 10:10 | 玉置山展望台 → 昼食 |
| 11:20 | 10:50 | 玉置山展望台出発 |
| 11:30 | 11:50 | 玉置神社 |
| 12:00 | ??? | 玉置辻 |
| 13:00 | ??? | 分岐 |
| 13:20 | 大森山 | |
| 14:05 | ??? | 篠尾辻 |
| 14:40 | 14:33 | 五大尊岳 |
| 15:35 | ??? | 六道ノ辻 |
| 15:55 | ??? | 大黒天神岳 |
| 17:00 | ??? | 吹越権現 |
| 17:50 | ??? | 西行法師歌碑 |
| 18:45 | 18:45 | 備崎橋 → 宿から送迎 |
| 20:00 | ??? | 山水館川湯まつや → 入浴、洗濯、就寝 |
吉野の町、水分神社を過ぎると突如現れる修行門。その後に続く大峯奥駆道の過酷さを思うと、そのネーミングは ダテじゃない。
五番関にある女人結界門。その名の通り、ここから先、阿弥陀ヶ森分岐に至るまで女人禁制。阿弥陀ヶ森分岐にも 同じ門がある。
大峯山寺の境内にある立派な宿坊。ここから一番近い林道までは推定で下りは1時間半、登りは2時間は優に超える と思われる。
2日目の大普賢岳。私が大峯奥駈道を終えてから同じ期間に同じところを登った人はどう感じたのか気になって、 ネットにアップされているそんな内容の日記を見て回っていたら、偶然私が写った写真があってビックリした。 その写真を撮ったとされる場所と私の記憶を照合すると、そのブログの主はこの男性だとわかった。世の中案外 狭いものだな。
八経ヶ岳登頂記念。
場所は打って変わって、ゴールの熊野本宮。下山してホテルに泊まった翌日の写真。
感想
・この山行を通して、山の標高でその難易度を予想する愚を思い知った。大峯奥駈道の道中で最も高いピークは八経ヶ岳(1915m)
だが、3000m前後の山をそれなりに登った経験がある自分にとっては程よい充実感を感じながら歩けるのではないかと
思っていた。しかし、フタを開けてみるととんだ思い違いだった。4日間アップダウンが激しく、修験道とされているのも
納得した。来た人を苦しめにきている(被害妄想)。
・2日目の夕方から雨が降り始め、それは下山するまでずっと続いていた。特に、2日目の夕方から3日目の朝にかけて
は豪雨で、もし楊枝ヶ宿に泊まれず外でテン泊していたら、心が折れて3日目の朝にはエスケープしていた可能性が高い。
・3日目、4日目は写真をほぼ撮っていない。それは余裕のなさから。3日目の葛川辻のテン場に計画では20時到着と
していながらも雨の中暗がりの中でテント設営をするのはやっぱり嫌だと思った私は3日目の朝になって「絶対に日が沈む
前にテン場に着いてやる!」と固く誓った。そのためには計画よりも1時間半はタイムを縮めなければならない。道中の景
色に目をやることやそれを写真に収めることはあきらめた。3日目、4日目は何かの競技をしているような気持ちだった。
・4日目あたりから足の裏はマメだらけで、下山したあと普通に生活するのにもしばらく苦労した。おそらく自分の能力以上に頑張りすぎた(自前のテントで縦走するのはこれが初めて)。この辛さを忘れないうちはまた大峰奥駆道を歩くことはないと思う。
・1つ思い残したことがあるとすれば、テントの中で令和を迎えてしまったこと。その瞬間のテレビの盛り上がりがどんなだったのか、年越しのカウントダウンよりすごいのか。テレビで立ち会えなかったことが残念。